【GAS 入門】google apps scriptとは? できることは?
IT化や自動化が進んでいる近年【google apps script】という言葉を聞いたことはないでしょうか?
Googleのなにかしらのサービスだろうとは思っているけど何のことだかわからない、
聞いたことはあるけどもあまり詳しくは知らない...
そんな人のために今回は【google apps script】について紹介していきます。
google apps script (GAS) とは?
google apps scriptとはGoogle 社が開発・提供しているプログラミング言語のことです。
正式名称では長いので,GAS(ガス)と略されることもあります。
また、Java Scriptという「主にwebページ上で動き」をつける言語をもとに
開発されていますので、Java Scriptの知識のある人には取り組みやすく、
全く知らない人にとってGASだけでなくJava Scriptの知識も勉強になるかもしれません。
googleアカウントさえあれば誰でも使用することが出来るので、実際にはどんなサービスで使用できるのかみていきましょう。
google apps script を活用出来るサービス・出来ること
GASが活用できるGoogle Apps
- グーグルドキュメント (文書ソフト
- グーグルスプレッドシート (表計算ソフト)
- グーグルフォーム (投稿フォーム)
- グーグルスライド (プレゼンテーション)
- グーグルドライブ (オンラインファイル保管)
...etc
ここに挙げたGoogle社が提供しているしているサービス単体でも十分便利なものばかりなのにそれを拡張できるとなれば、生活や業務はより便利になりますがそれだけではなく
- チャットワーク
- Slack
- Line
...etc
など他社サービスとの連携が可能ですので、
知識とアイデア次第では活用の幅がどんどん広がっていきます。
google apps script (GAS)のメリット
GASを利用使用とする際に考えられるメリットとしては
上記のようなことが考えられます。
それでは1つ1つ解説してきます。
始めるまでのハードルが低い
GASを使用する際に必要になるのは
- Googleアカウント
- インターネット環境
この2つだけです。
しいて料金がかかるとなればインターネット料金ぐらいですが、
今家庭にインターネット回線があれば追加でお金を使う必要がありませんし、
FreeーWi-Fi環境のあるカフェなどを利用すれば実質タダで始めることができます。
また、ネット環境があればパソコンにソフトのインストールなどが必要ないので会社からでも自宅からでも別々のパソコンから編集することができます。
開発環境の整備が不要
プログラミングを始めようとする際には、開発環境の整備が必要になってきます。
(ソフト、ツールをインストールする必要があるということです)
GASはGoogleのサーバー上で動作、要はweb上で動作、実行することができるのでPCとGoogle クロームなどのWebブラウザを準備するだけで
新しいことを始めようとする際には、何かと不安なことが多いと思いますが、余計な手間をとることがなく進めていくことができます。
googleサービス、外部サービスと連携することができる
前項でも記述しましたが、Google社が提供しているたくさんのサービスを拡張することも可能ですので
- web上から情報収集(スクレイピング)
- 表やグラフや作成しデータを整理
などの処理を自動化することができたり、
外部のサービスとも連携が可能ですので
- カレンダーに登録している予定を別サービスにも共有
- SNSから特定の情報収集
したりすることができます。
PC、Webブラウザを起動していなくてもいい
GASでは「決まった時間」、「特定の処理」をトリガーにすることでプログラムが自動的に処理を実行してくれます。
GASはweb上で処理を行ってくれますので、PCの電源を入れてなくても処理を行ってくれます。
google apps script (GAS)のデメリット
- 制限がある
- ネット環境がない場所だと不便
- リファレンス(説明)が英文
それでは1つ1つ解説してきます。
制限がある
GASは無料で使用することができ、大変便利なサービスではありますが、
1回6分まで、1日に処理できる回数が決まっているなど制限があります。
何事にも長所と短所はありますので、
- 特定の処理だけ自動化
- プログラムを簡略化して処理の時間を短くする
などして使用には注意が必要な部分もあります。
ネット環境がない場所だと不便
GASはweb上で動作しますので、ネット環境のない場所ですと十分に効果を発揮することができません。
特定の時間や処理をトリガーにするような処理はあまり影響がないかもしれませんが、実際にこれからインターネット環境のない場所で作業を行いたい人にはあまりおすすめできません。
自宅や職場ではなく、いつもと違った場所で作業を行う際には、近くにFree-wifiがなかったりする場合もあるので注意が必要になってくるかもしれません。
リファレンス(説明)が英文
プログラミング言語は基本的にweb上にリファレンスといわれる「○○と書けば××」と動くというような説明があります。
そのリファレンスが英語で書かれているとなれば、プログラミング初心者などには理解がむずかしいかもしれません。
しかし、最近では検索サイトなど調べることで、手順ややり方などを公開しているサイトもありますのでそういったサイトを参考にすることで解決できるかもしれません。
まとめ
【google apps script】について紹介ご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
ITかプログラミングが発展してこれからどんどん便利な世の中になっていくことでしょう。
しかし中には何から始めたらいいかわからない、そんな人もいるかもしれません。
【google apps script】はGoogleアカウントがあれば始めやすく、初学者のかたでも取り組みやすいとおもわれます。
興味のある方はぜひ出来ることからぜひ挑戦してみましょう。